![]() |
|||||||||||
|
|||||||||||
主訴:咳と目のかゆみ 19歳男性 学校の埃っぽい部室の掃除をしたところ咳が止まらなくなった。目も充血し痒くなった。 中医学では人体に害を及ぼす外気を六淫(りくいん)と呼んでいる。六淫には風・暑・湿・燥・寒・火の六つがある。普段は気の防御作用により人体はこれら六淫の侵襲を免れているが、疲労などにより気の働きが弱まっていると六淫の侵襲を受けることになる。六淫の侵襲を受けると人体は経絡の気が滞り、臓腑の働きが悪くなったり身体痛が起こったりする。 肺は呼吸をつかさどる臓器であるが、これが六淫の侵襲を受けると呼吸に障害が現れ、咳嗽が起こる。また、目は肝が支配しており六淫の中の風が肝に影響すると目の痒みが起こる。 初診と二回目は六淫を取る治療をした。三回目からは弱った肺などの気を補う治療に変えた。 二回目の治療後目の痒みが軽減した。三回目の後咳も目に見えて回数が減り、その後ほとんど出なくなった。以前から痰がからむ症状があったため、現在は痰の解消のため、治療を継続している。 |
主訴:肩の痛み 30代女性 ある日急に右肩が痛み、腕を動かすことが困難になった。重いものを持った、あるいはひねったといった原因になるようなことは思い当たらない。本人は四十肩ではないかと危惧している。 前述の六淫のうち「寒」は冷やす力のことで、ものを縮まらせ固める作用がある。人体が寒の侵襲を受けるとからだが硬くなり筋肉が縮んで伸びが悪くなるといった症状がでる。寒が風や湿とともに人体を侵して起こる病態を痺証(ひしょう)という。痺証の特徴は症状が天気の影響で重くなったり軽くなったりすることにある。 この女性のケースでは、前夜暑かったせいでエアコンをかけたまま眠り、そのため寒の侵襲を受け肩痛を発症した。 治療は風寒湿の三つの邪気を払う効果のあるツボを選び施術した。2回目で「痛みが嘘だったみたいに(本人談)」軽快。むくみも取れてお友達から痩せたと言われたとのこと。3回目は軽く全身を調整した。 |
||||||||||